ソシャゲスキー王国の末っ子王子ラック。彼は転生ボーナスをもらった転生者である。だが、気楽で自由な王族ライフを過ごせるかと思ったら、生まれたのは魔王軍と人類が戦っている物騒な世界。ラックは16歳の成人を迎え、召喚魔法が正式に解禁になったことで、勇者召喚に望みを賭ける。しかし、SSR以上の確定演出が魔法陣に現れるものの、召喚されるのは、見た目も中身もクセの強すぎる変態美女ばかり。そのたびにトラブルが引き起こされて、国内でのラックの王族としての評判も毎度ダダ下がり。それでも、勇者召喚の際に与えられていたチート能力だけは本物。なんだかんだと彼女たちの面倒を見てくれる彼への秘密の恩返しで今日も王国の平和とラックの危機はこっそりと守られていたのである。