『ダンダダン』第21巻182話を読んでいて、「これは……」と思わず手が止まりました。
スーツの中から現れたのは、まさかの全裸の女性。
『ダンダダン』の作中でも屈指の“ギリギリライン”を攻めた回です。
この記事では、私(漫漫楽 杯地)が実際に単行本を読んで確認した上で、
この回における乳首描写の有無を、自分の基準で丁寧に判定していきます。
対象シーンの紹介
第21巻182話の冒頭――
地面に倒れ、全裸の状態で現れる謎の女性。
彼女を見下ろすのはサンジェルマン伯爵。
「アレはあなたの落とし物ですか?」
この一言とともに、物語はいきなり衝撃的な“裸の登場シーン”で幕を開けます。
女性の体にはスーツの残骸がほとんど残っておらず、まさしく全裸描写。
この女性は、「深淵の者(クル)」の一体が着用していたスーツの中身だろうことが判明します。
この女性の正体が誰かを示す伏線は、単行本14巻のカバー裏本体のおまけ描写にあります。
つまり、カバーを外してまで見た人だけが気づく情報なのです。
「皆さんちゃんとカバー裏まで外して見てますか?」
……なんて煽ってみましたが(笑)、
まあ私の場合はエロ目的で“おまけのえっちなイラストがないかな~”って開くクセがついてるだけですけどねw
判定の観点
今回の判定では、次のようなポイントを中心に確認しました。
- ① 輪郭線・陰影: 胸部に短い曲線があり、乳輪の位置を示すような描写が見られました。左右で対称的に配置されている点も特徴です。
- ② 突起描写: 明確な立体的線や点は描かれておらず、影とハッチングで処理されています。直接的ではないものの、形の存在を感じさせます。
- ③ 線の性質: 全身に傷線や筋線が多い中で、胸部の線だけは柔らかく丸みを帯びており、他と区別可能です。
- ④ 構図: 胸部がほぼ正面を向くアングルで、胸の立体感とラインが自然に強調されています。
これらを踏まえると、「乳首そのものは描かれていないが、乳輪線のような陰影表現が存在する」という結論に至りました。
判定結果
判定:乳輪線あり(白丸乳首相当)
左右対称の曲線が乳輪の位置に存在し、柔らかい筆致で描かれている。
傷線との混在もあるが、位置・形の一致から「白丸乳首」として扱うのが妥当。
作者の“ギリギリ見せない”構図が際立つ一コマ。
背面シーンについて(議論あり)
もう一つ注目すべきなのが、サンジェルマン伯爵の足元から見下ろすアングルの背面シーン。
肩から腰にかけてのラインが強調され、胸の横側にあたる部分に小さな尖った影が描かれています。
賛否両論あるでしょうが、私はこのシーンも「見えている」と判定しました。
乳首として明示されているわけではありませんが、位置・形・線の角度が胸の自然な延長にあり、
単なる筋線や影処理とは異なる意図を感じたためです。
この“背面アングルから乳首が覗く”構図は、
『ダンダダン』の中でも珍しい、非常にフェティッシュな描写として印象に残りました。
感想と補足
- 作者は一貫して乳首を描かないのに、“見える”錯覚を成立させる筆致が見事。
- 182話はまさに“見える/見えないの境界を操る”一話だったと思う。
まとめ
- 『ダンダダン』第21巻182話は、シリーズでも屈指の全裸登場回。
- 前面シーンでは「白丸乳首」相当の乳輪線、背面シーンでは「見えている」と判定。
- 乳首を描かずに“見える感”を成立させた、表現の極地。
関連リンク
- 【作品情報】『ダンダダン』第21巻(Amazonリンク/Kindleリンク)
- 乳首やおっぱいが見えるかもしれないちょっとエッチな漫画 | ダンダダン